外壁塗装で使用する塗料は、大きく分けて「水性塗料」と「油性（溶剤系）塗料」の2種類です。水性と油性塗料の大きな違いは、希釈材が「水」か「シンナー」かの差となり、同じメーカーの塗料の場合は水性よりも油性のほうが耐久性に優れていると言えます。

水性塗料は扱いやすいため塗装作業が進めやすく、臭いがないという点が特徴で、価格は油性に比べると安い傾向にあります。油性塗料は、主に自動車や家具、船などで使用されています。水性塗料に比べると作業効率は高くありませんが、耐久性に加え耐候性にも優れている点が特徴です。シンナーで希釈しているため、独特な臭いがします。

それから塗料には、ツヤを左右する「着色顔料」、塗装面の油膜を均一にする「添加剤」、塗装面を保護する「合成樹脂」の成分も混ぜ合わせられています。これら成分の中で重要なのが、耐久性に関係する合成樹脂です。合成樹脂には、「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「フッ素」の4種類があり、建物の状態に合わせて選ぶ必要があります。

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